中野区上高田の内科,耳鼻咽喉科,漢方治療
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よくある質問

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当院によく寄せられる質問です。その他ご不明な点がございましたら、お気軽に医院までお問い合わせください。

Q

やせる薬はありますか

A

残念ながら、結論から言うと、「ありません」。そんな薬があったらとっくに有名になっていて、私が使っています。漢方には、「脂肪太り」や「水太り」に使う薬はあります。しかし、働きは、本人が期待するほどでは無いでしょう。中国からの輸入薬には手を出さないことです。以前、中国製やせ薬を飲んで肝臓障害を起こし、亡くなった方がいます。やせ薬の中には、甲状腺ホルモンが入ったものがあります。やせるかもしれませんが危険性があります。やせ薬が効きすぎて拒食症になる人も居ます。良いやせ薬ができたと報道されることがありますが、薬には副作用がありますから、厚労相の認可が出るまで待つことです。やせ薬を飲むと健康を害したり、女性では不妊になったり、最悪の場合は死ぬことがあります。薬に頼らないことをすすめます。

やせる食べ物はあるでしょうか。最近の「なっとう」騒ぎでなっとうを買って、懲りた人がいるのではないですか?以前の「やせるせっけん」騒ぎを忘れましたか。身体に良いと言われた「紅茶キノコ、ココアなど」を今でも続けている人はあなたの周りに居ますか。食べ物でやせられるのは「こんにゃく」くらいでしょう。テレビや週刊誌で報道されることを鵜呑みにしてはいけません。仕掛けた人に金を取られるだけです。

やせるためには、「食べる量を減らし」そして「運動してカロリーを消費する」以外にありません。スナック菓子を食べるのをやめ、糖尿病患者用の食事を勉強し、自分が必要な1日のカロリー、各食物の単位、ケーキを1個食べたらその日のご飯をどのくらい減らしたらよいか知ることです。急激にやせると健康を害します。長期目標をたて、1ヶ月に2kg以上はやせないようにしましょう。方眼紙の縦に体重を、横に日付を、そして標準体重の横線を入れます。この紙を冷蔵庫の扉に貼り、1日おきに体重を書き入れましょう。

肥満度およびやせ度を表す数値をBMIと言い、体重(kg)/{身長(m)x身長(m)}で計算します。標準体重のBMIは、21~22で18.5以下はやせすぎです。ヨーロッパではBMI18以下は病的なやせとしてモデルになれないそうです。自分のBMIの計算法は、身長x身長x21~22です。身長160cmの人は、1.6x1.6x21~22=54~56kgです。まず運動をし、それでやせなければ食べる量を減らすか食べ物の質をカロリーの少ないものに変えるしかありません。学問に近道はありません。残念ながらやせる方法にも楽な道はありません。

Q

漢方治療はどのようなものですか

A

漢方では本来、医師がいろいろな生薬を組み合わせて処方し、患者さんはそれを自宅で煎(せん)じて服用するものです。しかし生薬を煎じることは、時間と手間がかかり、また独特のにおいがありますので、敬遠されます。そこで製薬会社では、生薬を煎じ、液を濃縮し乾燥させ顆粒状にして包みに入れたエキス剤という便利なものをつくり販売していますので、先ずエキス剤を処方します。

エキス剤の作用が充分でない時、あるいは最初から病気に対応するエキス剤が無い時は、煎じ薬を処方します。生薬には保険がきくものときかないものとがありますが、できるだけ保険のきく生薬を処方します。自宅で毎日生薬を煎じるのは、面倒なことです。比較的に簡便に煎じられる、自動煎じ器もあります。

病状によっては最初から保険のきかない生薬を使った方が症状が改善される場合があります。この場合すべて自費となります。保険と自費の両方を使うということはできず、どちらか一方になります。生薬は何世紀もの間に新しいものが追加され何千種類もあります。これらすべてを保険で認めるわけにゆきませんので、最低限必要なものだけを保険に採録したようです。保険がきかない薬に問題があるわけではありません。自費であれば、同じ薬を2週間あるいは1ヶ月処方する場合は、当院の煎じ機で煎じることも可能です。1回分がアルミの袋に入ったもので、携帯にも便利です。

Q

どのような病気が漢方治療に適していますか

A

病気の治療法の中には、西洋医学がすぐれているもの、漢方が得意なもの、西洋医学でも漢方でも治せるもの、さらに西洋医学と漢方を併用すると相乗作用が得られるものがあります。このうち漢方が得意なものには冷え症、更年期障害、不妊、にきび、虚弱証(風邪にかかりやすい体質など)および自律神経失調症や不定愁訴などがあります。身体の具合が悪いのに、病院でたくさんの検査を受けたにもかかわらず、どこにも悪いところがありませんと言われることがしばしばあります。漢方ではどのような訴えにも耳を傾け、治療法をさがします。

そのほか風邪、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎、生理痛、リューマチ、神経難病、認知症、がん治療後の維持療法なども良い適応です。

西洋医学で対症療法(病気の原因を改善するのではなく、症状のみ軽くする方法)しか無く、したがっていつまで経っても改善されない病気でも、漢方では独特の理論で根本治療を行ったり、また体質改善という方法もありますので、積年の苦痛がとれることがあります。

もちろん漢方は手品ではありませんので、すべての病気が改善されるなどとは言いません。

Q

漢方薬にも副作用がありますか

A

漢方薬にも副作用があります。しかし副作用というのは、薬を飲んだ人すべてに出るものではありません。軽いものは何十人に1人、重いものでは何千人、何万人に1人という割合です。よく見られるのは、吐き気、量が多くてお腹がふくれる、下痢、むくみなどです。またある種の植物にアレルギーのある方は発疹などのアレルギー反応がでるかもしれません。アレルギーのある人は必ず医師に伝えてください。

注意しなければいけないのは、漢方薬を飲んだ後、一時的に副作用のような症状が出て、その後急速によくなることがあります。これを瞑眩(めいげん、めんげん)といいます。瞑眩が出るくらいでないと薬は効かないと言う先生もいるくらいです。副作用か瞑眩か判別は困難ですので、このような症状が出たら、速やかに報告してください。

Q

漢方薬を飲むとすぐ作用がでますか

A

病気により異なります。風邪のような急性疾患の場合では、1服か2服で漢方の働きが見えることもあります。

体質改善をめざす薬の場合は、良くなったことが実感されるまで数ヶ月かかることがあります。現代人はせっかちで、ちょっと飲んで効かないとすぐにやめて、もう来なくなります。薬が効かないと言われれば、どうして効かないか考え、別の薬も考慮しますので、1回で作用がないからといって簡単にあきらめないでください。

Q

漢方は保険がききますか。費用はどのくらいかかりますか

A

エキス剤はすべて保険がききます。漢方では、一般に検査が無く、診察と投薬だけですので比較的に安価です。薬が1種類だけですと、再診料と2週間分の薬代で3割負担であれば1,000円前後ですみます。2種類だすこともあり、その場合でも薬の種類によって異なりますが、2週間投与で全額2,000円を超えることはめったにないでしょう。

保険で処方する生薬も、負担はエキス剤とあまり変わりません。

自費になりますと負担が大きくなります。当院の自費料金は、下記をご参照ください。薬の代金は、一部の不妊症のために使う薬以外は、通常1日1,000円前後です。料金は料金についてページに記載があります